調査会社をパートナーにし、会社全体のリスクコントロールシステムを確立 - 企業信用調査の総合探偵社 テイタン

インターネットサービス企業(一部上場・従業員数1700名)法務部 N様

IT業界はベンチャー企業やスタートアップ企業との取引が多くなる割合の高い業界です。しかし、設立したての会社となると、取引の際に事前調査を行おうと思っても、情報が少なく、調べてみても実体のわからなかった、というケースが多々あります。そんななかでどうリスクヘッジを行うかは重要なポイントになってくるでしょう。

また、インターネットサービス企業のなかでも、BtoCサービスを主力にもつ同社は、顧客のWEB発言力および影響力が高く、炎上するリスクが高いそうです。そのためリスクマネジメントは力をいれて取り組んでいるとのこと。

このような背景のなか、テイタンのサービスを長く利用していただいている同社に、どのように調査会社を活用しているのか、お話を伺いました。

 

 

重要なのは信用できる調査会社をパートナーにすること

テイタン:

なぜ弊社にご依頼いただいたのでしょうか?

 

N様:

当社の業務に関しては、テイタンさんを使うということで前任者から引き継いでいます。色々ある調査会社の一つとして、テイタンのことは前々から知っていました。世の中、調査会社さんっていっぱいあるじゃないですか。その中で、企業としての業態がわかりにくい会社さんもいっぱいあるんです。そんな中で信用できる企業を選ぶというのは、とても重要なポイントになります。そうすると、過去の実績や世間一般的によく使われている所ということで、テイタンさんがまず選択肢として挙がってくるのではと思います。

 

 

汎用性のある調査で企業全般のリスクマネジメントを

N様:

テイタンさんへの依頼内容は多岐にわたっています。分類すると対法人と対個人。また、法人と個人でも、それぞれ、今から取引をしようとしているところ、もしくは既に取引しているところについての調査が挙げられます。あとは取引ではなく、投資等のもっと深いもの、こちらが出資するようなものですね。また取引や出資の関係ではないですが、気になる会社に対して調査をすることがあります。同業の中で自社と同じような動きをしている会社であったり、将来的に関係が生じるかもしれない企業について変な噂を聞いたけど実態はどうなんだろう、といったことです。

 

N様:

あとは、当社に入社する人や役員等のバックグラウンドチェックです。いわゆる金額や財務といった数字的な部分等、公開情報を見てある程度わかるものについては別の手段があるかもしれませんが、具体的に足で動いて、現地や関係各所周辺に赴いて調べていただく領域に関しては、テイタンさんにお願いするという形で行っています。

 

実地調査で実体のない会社を暴く

テイタン:

調査をして良かったことはどんなことですか?

 

N様:

良かったことは色々あると思うんですけど、やっぱり、この会社大丈夫かな?と不安に思っていた所に対して、色々調べて頂いた結果、実はこういう背景がありましたとか、こういった所に事犯の例がありましたとか、そういう情報が報告されてきたら、ああなるほどと。自分たちだけで勇み足しなくてよかったなとほっとする、そういったことがあります。それとやっぱり一番大きな要素は、会社(所在地)周辺もそうですし、代表者さんの(現住所)周辺等に実際に赴いて、色々と周辺の側面情報を集めてくれる点です。実物の写真を撮ったり、実際にオフィスや代表者さんの自宅へ行ってみたり、そういった現地でしか取れない生の情報が、やはりあるんです。それは自分たちではできないことですし、その生の部分に結構重要なことがあったりしますので、そのへんの情報を集めていただけるというのはすごく助かりますね。

テイタン:
やはり現地の状況、物理的な状況がどうなっているのかというのは大きなファクターになっているということでしょうか?

N様:
はい、大きなファクターになっていますね。
特に当社はインターネットの会社ですので、取引の相手先も、虚業じゃないですけど、あまり実体が伴っていない企業もあったりします。企業のサイト等は立ち上がっているけれどレンタルオフィスで、実際この人たちは何なんだろうとよくわからないことがあるんですね。そういう時に登記上の所在地ですとか、彼らがオフィスだと言っている所に実際に赴いてみて、実のところはこうだったのかと確認する。また、その代表者さんの住んでいると思われている所に、実際に住んでいるのか、あるいは住んでいないのか等がわかるというのも重要な情報ですので。

 

取引先の風評も自社の評判に紐づく

N様:

一番怖いのは、付き合ってはいけない相手と付き合ってしまうことです。企業として付き合ってはいけない相手というのはいくつかあって、まず悪意をもって虚偽・詐称しようとする人たち、また反社会的団体関係の人たちです。あと、反社とか詐称とかは関係ないのですが、法令違反とか、世間でいうところのレピュテーションリスクがすごく高いところとかですね。そういった人たちと付き合うと、やはり弊社にとってもマイナスになるので。特に当社は、自覚しているんですけれど、自分たち自身いわゆる可燃性が高い、「叩かれやすい」業種ではありますので、そのあたりにはかなり気を付けて行動しないとならない。事前に取れる情報は全部とっておこうということで、テイタンさんのサービスを利用させて頂いています。

 

テイタン:

重視しているポイントとしては、やっぱり悪意だったり反社リスクだったりしますか? 

 

N様:

そうです。ただ、ダイレクトに反社だという人や企業は今時あまり出てこない。ごくたまにいますけれど。それよりもその周辺であるとか、実際にレピュテーション的にこんなことが言われているとか、業界内でこういう評判が風評されているとかですね。あとは代表者さんの家の周りで評判を聞いてみるとこんな感じでしたというようなこと。そういった面が結構重要だと考えています。

海外エージェントと提携した調査

N様:

もう一つ助かっているのが、海外での調査にも対応して頂いている点です。これはすごく助かっています。海外の調査の窓口というと、結構、魑魅魍魎でわかりにくいですよね。いわゆる与信調査、ファイナンス・クレジットに関しては世界的な調査会社がありますけれど、それはあくまでクレジットの数字を見るだけであって、その企業の実態などはよくわからないですよね。そんな中でテイタンさんの海外とのネットワークを使い、アメリカの企業等も調べて頂きました。そういった所で具体的な対応をしていただけるのは、すごく助かっています。

テイタン:
海外での調査というと、なかなか何をやるのかわからないというのがありますよね。弊社の場合ですと、長年の蓄積があるので、この国のこのエリアならこういう対応が出来る、という目星が事前にある程度ついているという要素が大きいと思います。
N様:
例えば、企業活動の実体は上海にあるけれど、経理の窓口は香港の会社で、更に本社機能はケイマン諸島にある。そういう中でどこを調査対象にすればいいのかと。そういう状況だったとしても、我々としては可能なこと(リスクチェック)はやりましたと言えるようにしておかなければなりません。そういう時は、全面的にテイタンさんにお願いするわけです。
調査を行ったことで、これでエビデンスを取りましたよ、というふうに言えるというのはかなり大きいですね。当社としては、信用できる調査会社をパートナーにすることは必須であると考えています。

 

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