テイタン調査事例① 残業代月160時間の申請!それって本当…? - 企業信用調査の総合探偵社 テイタン

 

テイタンでは、日々様々なご依頼を受け、調査を行っています。

本記事では、今までテイタンで受けてきた調査の中から、サボリーマンとも呼ばれる不就労問題に関わる事例をご紹介いたします。

 

依頼内容

土日も含め、毎月160時間くらいの残業代を請求してくる営業職の社員がいる。

過剰な残業を注意しているが、本人は声を荒げ、取りあおうとしない。

本当にこれほど残業をしているのか疑問だが、外での仕事のため実態がわからない。

正当な残業であるかどうか確かめることはできないだろうか?

 

依頼会社は自動車部品を扱う製造業、従業員規模は40名ほど。社長と同営業部署の上司からの依頼でした。

結果によっては解雇も視野にいれているとのこと。

日時をご依頼者様と相談し、まずは1日の行動調査を行いました。

 

調査開始

AM9:00

張り込み開始。当日本人が利用すると申告されている社用車の出場に備え、監視態勢に入る。

 

AM10:30

本人が現れ、同車が出発。首都高速〇号線に乗って〇〇〇方面に向かう。後追いを行う。

 

AM10:52

〇〇〇インターにて高速を降り、県道〇号線を東方面に向かう。

 

AM11:07

カー用品店「〇〇〇〇店」に立ち寄る。

 

AM11:22

カー用品店を後にし、更に東方面へ。やがて「〇〇〇〇センター」(客先)に入場する。

 

PM12:07

本人車両が同センターから出場、南方面に向かう。

 

ここまでは、本人は真っ当に職務を行っている様子でした。

しかし…

 

PM01:10

本人車両は某パチンコ店に入場。

 

PM04:15

本人と男性1名(後に本人友人と判明)が店内から出て、車両へ戻る。

勤務先方面へと移動を始める。

 

PM05:20

同車が勤務先前に到着する。

同車を元の位置に停め、友人と共に乗ってきた自車に乗り込む。

 

PM05:50

友人宅に友人を送り届ける。

 

PM06:15

「グランハイツ〇〇〇〇」というマンションに停車。

ポストをチェックし、郵便物を眺めながら中に入っていくのが確認される。

駐輪場には本人のスクーターが駐車されており、このマンションが本人の常宿先と判断される。

会社に申告している住所とは違う住所であった。

 

以上の経緯を本社デスクに報告、同デスク指示の下、同時点を以って調査を終了する。

 

※プライバシー保護のため、実際の事例を一部改変しております。

 

調査結果

午前までは会社への申告通り職務を行っていたものの、後にパチンコ店に入店。

完全に職務を放棄しており、仕事をしていたとは言えません。

また、友人と合流したことから、この不就労が計画的であった可能性が高いと言えます。

さらに、帰宅先は会社へ申告の住所と違い、勤務先からほど近い場所であったことが判明。

定期代の不正請求まで発覚してしまう事態でした。

 

ご依頼者様はこの結果を受けて、やはり…と言った様子で、

今後については社労士とも相談して慎重に対応するとのことでした。

 

 

不就労を放置することによる損失

こういった社員を放置してしまうことによるリスクにはどういったものがあるでしょうか?

 

まずは不要な残業代。申請時間が160時間ともなるとその金額もかなりのものになります。

さらに、本人は休日出勤も頻繁に申請していたため、割増賃金も合わせることとなります。

もちろんきちんと仕事をしている時間もあるでしょうが、その時間は定かではありません。

 

また、仕事をないがしろにし続けてしまった場合、仕事の質が落ちて取引先を失うことになったり、

周りの社員の士気を下げてしまったりという損失の拡大に繋がりかねないという危険もあります。

 

さらに、今回のケースでは、社用車の側面に会社名の記載がありました。

社名記載のある社用車を利用して私的な行動に及ぶことで、会社の信頼を落としてしまうリスクを抱えることにもなります。

 

ただし、本当にきちんと就労していた場合、その残業時間が度を越えるものであった場合には企業側も改善が必要です。

 

お互いのために、もしそういった疑念のある社員がいた場合には、放置せず真相の解明を行うことをお勧めいたします。

 

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